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学会の新機軸~疲れたぁ [こんなことあんなこと]

先週、札幌で日本精神保健看護学会があり、つごう4日間も北海道で過ごして東京に戻ってくると、あまりの蒸し暑さにゲンナリ。
札幌では最初の日の夜こそ、ダウンを着ていたが、それ以降はさほど寒くもなく(慣れたのかもしれない)、快適に過ごせた。
最後の日は雨だったけれど、帰る頃には何とか上がって、晴れ女の霊力もぎりぎり保てた。

今回の学会では、最後に「対話シンポジウム」と銘打ったプログラムがあった。
大会長の考案になる新機軸の試み。

まず、壇上に当事者のグループと、専門職(看護職)のグループの2つが上がり、最初に当事者がグループセッションを25分行い、次にそれを受けて、看護職グループがグループのセッションを20分行う。
さらにそれを受けて当事者グループを20分、そして看護職グループを15分。
ま、行ってみればリフレクティングの手法を用いたオープンダイアローグのようなもの。

その後、フロアで小グループを作って話し合った後に、それを全体にフィードバックしてもらい、壇上の2つのグループを合体させて大グループでリフレクティングセッション。
そして最後にフロアと檀上の直接的やりとり。

私は最初の看護職グループのコンダクターと両者を合体した大グループのコンダクターを頼まれて務めたが、リフレクティンググループは実際にやった経験もなく、オープンダイアローグは下平さんの講演とビデオを見た程度。
ま、いつものグループだと思ってやるしかないと、腹をくくることにした。

当事者のグループの面々は、べてるの家の伊藤さんをはじめ、地域で積極的に活動している当事者ばかり4人。中には入院経験がないという人もいた。
なので、看護師の印象を聞いても、ほとんど印象に残っていないという感じ。
むしろ「仲間」が支えになったことを強調していた。

さらにみな、ピアサポートの活動などで、援助のセミプロ的な仕事をしていたり、少なくとも過去にやった経験があり、ほとんど「当事者」と「専門職」の境がなく、むしろ生き生きと楽し気に自分のことを語っており、「専門職」がかすむくらいだった。
その悩みを聞いていると、まさにスタッフの悩みなのが面白かった。

看護職グループは、最初に当事者たちに印象が薄いという現実を突きつけられて、寂しい気持ちになっていたうえに、病院でバーンアウトして、今は訪問看護ステーションで働いているというメンバーがいたこともあって、スタッフが患者さんに癒され、サポートされるという図柄が鮮明になった。
実際、病棟でもこれが現実なのだろう。
いくら「スタッフでござい」という顔をしていてもね。

ただ、看護職グループのメンバーも、4人中3人が地域活動をしている人たちで、
残り1人も、当事者活動に理解のある看護部長さんだったので、
当事者対看護職という対比は、ちょっとぼけてたかも。

フロアの方々は皆さん、面白かったと後で言って下さったが、
フロアとのやりとりは、小グループにしたり、いったんフロアーのコンダクターにフィードバックしてもらったりせずに、もうちょっと直接的にやってもよかったんじゃないかと思う。

集団精神療法学会では、フロアが大グループとして機能するさまをよく見ているので、できると思うけど、ほかの学会では慣れないから難しいのかしら。

細切れのセッションを何回もやって、疲れてしまった。
見ていた人たちも、ハラハラして疲れたのでは?
当事者の人たちも、すごく頑張っていたから、さぞや疲れたのではないかな。
私もシンポジウム修了後にみんなをねぎらうゆとりがなかったのが、心残り。

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